美ヶ原の植物

ミヤマムラサキ

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ミヤマムラサキ

 Eritrichium nipponicum
 ムラサキ科 ミヤマムラサキ属 

 花期:7月  草丈:5〜10cm  生育地:岩場
 撮影:美ヶ原 2011.07.17.
 美ヶ原には多くの高山植物が生育すると言われるが、そのほとんどは高原にも分布する植物である。その中で高山帯に分布が限られる植物(真の高山植物?)の1つがミヤマムラサキといえる。岩壁の手の届かないところにわずかに生え、花の形はワスレナグサにそっくりである。
 やや小さくなり多肉化して茎や葉に白い剛毛をもつ姿は、高山の岩壁の割れ目という厳しい環境に生きのびている様子を物語っている。写真の個体は花色が特に濃い個体であった。


参考文献

  1. 松田行雄・土田勝義(1986):美ヶ原・霧ヶ峰の植物,信濃毎日新聞社

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