キリンソウはベンケイソウ科の植物で海岸や山地の岩場に生育しています。６月に黄色い花が咲きます。 ベンケイソウの名は切っても枯れず再び根を出す生命力の強さを弁慶になぞらえたことによります。ベンケイソウ科は世界各地の乾燥地に適応し、体内に水を蓄えるとともに、水を大切に使うしくみが発達しています。
６月ごろ花が咲きます。５が基本数で、萼が５枚、花弁が５枚、雄しべが10本、雌しべが５本あります。雌しべは融合が進むほど進化した形態といわれ、進化の進んだ植物群では１本になります。ベンケイソウ科は乾燥地には適応していますが、花の形態はまだまだ進化の途中と言えます。