アカネ科の越年草。
茎や葉のへりに下向きの刺があり、他の植物に寄り掛かり上に登ります。
茎の切り口は四角。果実は２個あります。茎にも葉にも、果実にもかぎになった刺が多数あります。
葉は輪生し６〜８枚あるように見えますが、実際は葉が２枚で残りは托葉が大きくなったもので、偽輪生と言います。
花は薄黄緑色です。
花の下に丸い玉が２個横にならんでいます。これは子房でこれが大きくなり果実になります。
ヤエムグラの仲間にはヨツバムグラ・ヒメヨツバムグラ・ホソバノヨツバムグラ・アカネなどがあります。カナムグラはクワ科です。
一番似ているカワラマツバには茎に刺が無く直立します。茎の中に丈夫な木質の組織が発達しているからです。よじ登る作戦にしたヤエムグラと自立の戦術を選んだカワラマツバとどちらが多く子孫を残せるでしょうか。